万花の蜜と星燈り

幸せに繋がる気づきを綴る

久遠のいのちも 恋は儚く

大我くんのミュージカル初主演作「HARUTO」 観に行くご縁をいただけました♬

年末に主演舞台が決まったよって発表があって、エリザベートの再演の発表もあって、嬉しさと同時にそれを目にする機会があるのかどうかの不安もあって。
それ以外にもSixTONESとその周囲を取り巻く状況の変化が大きくて驚いて・・・
なんだが心穏やかになりきれない数か月を過ごしました。

でも、とにかくHARUTOさまに会えたことが、とても幸せ。
それも、自分の誕生日の公演に行くことができたので、素敵なバースデープレゼントとなりました。

3週間前からの稽古、一気に20曲以上を詰め込む作業、カンパニーを率いていく重圧、
想像するだけで絶対に大変なことばかりな上に、直後にSixTONESのコンサートも控えた時期の新しい舞台。

がんばってくれて本当にありがとう。支えとなった舞台キャストの方々、スタッフの方々、ストのメンバーにも、一人のファンとして感謝を伝えたいです。

楽しく舞台を観させていただきました! ありがとうございました。

 

大我くんが演じ切って伝えてくれた舞台の世界に触れた日を、少しでも多く覚えておきたいから、私なりに書いておこうと思います。
ご興味、お時間がありましたら おつき合いくださいませ。

 

私は去年の「恋する♡ヴァンパイア」は行けていないので、ハルトさまは初見でした。
初めての人にも楽しんでもらえる作品、という言葉を信じて、首筋をあけて楽しみにして観劇に。

駅から品川プリンスホテル近くまでは流石に迷わなかったですが、会場のクラブexまではなかなかに辿り着けず。そんなことだろうと思ったので、早めに行ってご飯してゆっくりするつもりでおりました、正解だった。

観劇前かなり時間に余裕があったので、人生で初めて、ファンレターなるものを書いてみることに。
・・・これがそこそこ緊張しまして。内容は、シンプルにこれまでの観劇の感動と感謝が伝えられればなーくらいに気楽に思ってたんですけど。なんだか手が震えて読み返すのもお渡しするのも恥ずかしい文面や字になってしまいました。BOXに出そうかも迷ったけど、1回きりのHARUTO観劇のチャンスに感謝くらいは伝えたいなと思って投函。
読んでもらえるか、喜んでいただけるかは置いといて、自己満足にはなりました。
伝えられる手段があるって嬉しいものですね。

ねー、やっぱりファンの子達かわいいです。待ってる人たちの愛らしいこと。メイクもファッションにも疎い私は浮いてないかしらと心配になりました。(ま、その時は受け入れて開き直りましょう)自分を褒めてあげられることと言えば、音の鳴りにくい靴で行ったことでしょうか? バタバタしてご迷惑をかけてなかったらいいのですが。

会場は舞台を半円形で囲む形で、お隣の方と衣擦れレベルで近づく席幅。
そしてそれが気にならないくらい、舞台との距離も近かった!

きょもちゃん始めキャストの方々が代わる代わるまんべんなく会場を見渡してくれるのですが、後ろめの列でも目が合ってるのではないかと錯覚するレベルでお顔を見ることができました。さらに通路を使う時は振動がくるので、臨場感がすごい!
照明+プロジェクションマッピングで作り上げる世界観も現代風でワクワクしました。(ただ、映像で楽しませる演出の一部は角度がついた席に加え、役者さんを観ようとするばかりに理解するまでに時間がかかったシーンも。見る側の力不足ですね、もっかい見たかった・・・DVD欲しいよう)

 

さて、内容・・・の前に。

サニー先生が素敵過ぎるのですが! とーってもお綺麗でかわいい。
しかも、舞台前注意の声でサニー先生を印象付けた後に、姿はハルト母のレイラさまで始まるのずるいって思いました。

流れてくる音楽も好きなタイプでワクワク。
歌が始まったら、言葉の選び方が素敵な曲ばかりで、ストレスフリーで楽しめました。歌が多いよ、って情報は得ていたのですが、私の感覚では7割強歌、2割アクション、残り1割会話という印象、好き。(ほんっとにもう1回聴きたいです、サントラ欲しい・・・)

若いキャストさんが多く、パフォーマンスも勢いがあって楽しみました。
ヴァンパイアのクラスメートは各々ギラギラしていて、でも温かさもあって、人間味を感じちゃいけないのかもしれないけど、でも血族の縛りだけでなくよい仲間なんだろうなとほっこり。
デレックさまは圧であり、壁であり、執事としてはハルトの逃げ場であり。役の対比を楽しみつつ、私は執事推しになりました、かっこよかった。
(主に)狼族の方々は流石の一言。出てこられると舞台が引き締まります。衣装や動作はもちろん、セットの操作など場面展開も丁寧かつ迫力がありました。

リセはどんな子だろう? と思っていたのですが、素直で等身大な印象を受けました。笑顔がかわいくて、歌声が澄んで綺麗だったのですごく嬉しかったです。

エリックはワイルド担当、なだけでなく自己の欲と、思い人への愛と、課せられた役割の中で人生(狼生)をすり合わせていく葛藤を表現しようという姿勢が伝わってきて、とても好感を持ちました。

ハルトは、思うこと多いのであとでまた。

 

では、作品の内容について。

ストーリーはとてもシンプルだ、と思いました。母の面影を追うか弱かった子息が、出会いにより恋に落ちて心を通わす、けれど互いの立場から別れを選ぶ悲恋。そして父母の過去を理解し、仲間との関わりを経て自身の人生を背負い、成長していく物語。

ハルトはヴァンパイア族とオオカミ族のハーフで、どちらの頭首にもなれる血筋。
母を失う悲しい過去がそうさせるのか、幼さも残るほどの弱さを持った人。

ハイスクールに行って、揉まれ、それでヴァンパイアの力を示すことを課せられるけど、最も彼に変化を及ぼしたのは、恋だった。

出会った相手リセの目的は、ハルトの父を殺めること。けれど彼女もハルトの人柄に触れて心の変化が起こる。互いに恋に落ちたのは、嘘じゃない。でも、役目がその想いを淡く儚いものにする。多分ハルトに惹かれながらも、悲しい結末は予感していたんじゃなかろうか。

「幼いころから共に訓練してきた仲間」「オオカミ族を守ること」

エリックとリセの絆は、それは強く固かっただろう。軟な恋であれば一時の感情、と一蹴できるほどに。でもハルトとリセの恋は深くて、結果リセの命の危機を経て、別離の悲しみで幕を閉じた。

蝋燭の灯と百合の花は命のきらめき、
人の生血と赤い月は生きるエネルギー、
銀の剣と爪牙の戦はそれぞれの誇り。

ぎりぎりまで殺し合わなければ、諦めきれない苦しさは、若さと恋が招いたことかも。

でもリセの犠牲を機に、ハルトとエリックが気づく。未来に向かう切ない決意をする。

前作「恋する♡ヴァンパイア」では、どんな恋が描かれてたんだろう?

この先、ハルトはBlack Iceのリーダーになり悪役(?)としてヴァンパイアを全うするのでしょう。だからこそ、今回は(もちろんヴァンパイアの世界がメインではありつつも)恋の主要キャストはオオカミ族であり、オオカミ族の安寧までも祈って、半身を封じるようにハルトは初恋に終わりを告げたのだな、と。

永遠に近い寿命をもちながらも、瞬く間に手放すことになった恋。
愛に気づいて選んだ道の先に続いていく物語。

ハルトの成長速度が早いから、たまに解釈に置いていかれそうになるけれど、やさしく歌が響いて包んでくれる。そんなことを感じた舞台でした。

 

なんだかもっと単純にトキメキを貰えるストーリーのイメージで観始めたので、展開が予測できた頃に、「お、これじゃまずい」と思い・・・でも、伝わってきたメッセージがとても大我くんぽかったです。

曲もストーリーも衣装もメイクも踊りも殺陣も、彼の美しさを存分に活かしてくれたHARUTO。
歌声の伸びも安定も成長がみられて、ほんとに努力の人だと尊敬しています。

そして観ていて勇気をもらう。私も頑張ろうって思う。

 

「大我」という言葉は仏教用語にあります。

辞書的にいうと、「真如の永遠なる自在の働き。狭い見解や執着から離れた自由自在の悟りの境地。個人的な狭い範囲に閉じこもった自我(=小我)の対。」(引用:goo辞書)

シンプルにいうと、「自分の幸せが、人の幸せになる生き方」のことだそうです。

 

これは幼いころからの私の夢の決め方の一つで、私自身がこう生きていこうとしている最中です。

また、大我くんを知ってからは「名は体を表す」とも感じています。

彼が目指す先に在る幸せが、私たちファンをも幸せにしてくれるものだと思えるから。

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

さあ「お家に帰るまでがHARUTO」ですね! サニー先生。

また還ってきてほしいです。HARUTO、ありがとう。

 

 

ありがたいことに、ルドルフとのご縁もありました。
今はそれを楽しみに、日々を大切に過ごしていきましょう🍀