万花の蜜と星燈り

幸せに繋がる気づきを綴る

舞台エリザベートがくれた喜び

観劇してきました! 東宝ミュージカル エリザベート 2019♬
今更感すみません、筆が遅くて。

 

2016年のエリザベートから3年越しの、待ちにまった公演。

私は今回で2度目のエリザ観劇参戦です。

CDとDVDで黄泉の世界に浸っていた3年は、それ以前の舞台を観に行きたかった10数年を思うとあっという間で。
京本ルドルフに逢えるのは前回が最初で最後と思っていたので、再演キャストへの抜擢が嬉しくて。
今回も一度切りでもご縁があれば大願叶った心持ちでいましたが、行けることが決まり無事その日を迎えるまでドキドキしっぱなし。

そんな中なんと、嬉しいことに!

初めて妹と2人で行く観劇が実現いたしました✨

妹も私同様、幼いころからエリザのCDを聞いて育ち、パート分けして歌い倒す仲。
前回の観劇時には、何の相談もなく強行突破して独りで観に行った私に対して、大変不服で拗ねちゃっていたカワイイ子なんです。
今回は何としても、一緒に行って観せてあげたかったので、叶ったことがまず満足。
私の独断にて家族内エリザ観劇優先ランキングより落選した母様、父様ごめんなさい。娘2人で楽しんで参りました。次の機会を掴んだら、絶対一緒に行こうね。

 

さて、今回のポイントはなんといっても2人旅。そして初めての帝国劇場。

舞台や新幹線のチケットとるのは私の役目で、よい旅になりそうな予感のままに準備をしていたのですが、如何せん、東京駅に着いた先は行き当たりばったりな私。ちゃんとしていたい妹は、半ギレで道案内をしてくれました。ありがとう、助かったよ。
台風の予報があったけど、天気も味方してくれてよかったね。

エリザとタイアップしたスペシャル企画のお店に行って、コースターをゲット。フランツとルキーニをいただきました。なんだかものすごく経済回した気持ちになれた。
ご飯も美味しくいただきました。これで準備万端。

 

無事に帝国劇場に着きました。

この日のキャストは妹の意向も汲めて、芳雄トート、花總シシィ、育三郎ルキーニ。
もちろん(?)京本ルドルフも楽しみに。

初見の舞台の印象って大事だと思っているので、できる限り(あくまでもできうる限り)自分の主観の入らない前情報を妹に伝えていきました。 いや・・・入ってたと思うけど。

席に着き、オーケストラの音が迎えてくれます。
・・・パーカッション多い?というか、聞いたことない音がある・・・??

本編スタート。圧巻です、本当に。

多くは語りません、語れません。ただ素晴らしかった、期待は裏切られなかった。

CDを聴きこんで育ってしまっているから、表現の解釈の問題で「え、そうきちゃったの」って思うところがないわけではなかったんです。でも、それも味。

役者同士の掛け合いも、オケの主張もサポートも、見事で。

花總さんの可憐なシシィも

芳雄さんの圧倒的なトートも

育三郎さんの飄々としたルキーニも

大我くんの精悍なルドルフも

ゾフィーさまの安定した壁感も

どこをとっても素晴らしくって、幸せだった。

子ルドルフには真剣に「おばあさまっ」て呼ばれたくなりました。
妹は子ルドいじめたくなったって言ってたけど・・・うーん、わかんなくないけども。

 

でもちょっとは言いたい。大我くん、間のコントロールに余裕があったね。
特にハプスブルクを名乗るとき、表現の自由度が上がったのかなと思いました。

あと、レポートを読んでいる限りあんまり心配してなかったけど、
大切な師の喪中においても、ルドルフは死に引きずられるのではなくて前を向き、帝国の未来を見るようになっていたな、と感じていたのですが、
振り返って思えば、未来を拓く賽を投じてもらっていたんですね。
儚かった以前の京本ルドルフは死の匂いに対して受動的にも見えたけど、
今回は自身の足で立っていながら翻弄されて、死に希望すら感じる姿に想いました。

 

それとね、やっぱり今回もCDなどに残らない京本ルドルフがちょっと切なくて。

きょもちゃんがルドルフ姿でアップしてくれたアイランドTV動画があったのが、とても救いでした。初日と千穐楽にファンへのプレゼント、ありがとう。頑張っていることは見なくても想像に難くないけれど、やっぱり目にできるって貴重だな、と。

さらには舞台を観れることで、その時のその空間を共有できるってすごいなって。

 

今回のエリザ観劇で気づいた・・・というか、実感したことがあります。

舞台って本当に一期一会。

キャストもオケもスタッフも、観客も。

本当に生き物みたい。その時に全霊を注いで、全力で楽しまないと、もったいない。

3年の時が流れつつも、同じ脚本、ほぼ同じキャストで観れた2度の舞台。

皆さんプロです。成長した、なんて批評するアマチュアは烏滸がましいと分かってる。でもやっぱり進化していて、それが感じられて、そのことが嬉しくて、かつ悔しくて。

だって全部の舞台を観るわけにいかないんだもの。

その一瞬を過ぎ去ってしまうと巻き戻せないのだもの。

 

月並みな表現で、聞いていたし、知ってるって思っていたけど、そうだなってちゃんと実感したのは自分の経験の蓄積からくるものだから、私自身が成長できたんだな、と。

僅かながらも、きょもちゃんの舞台を観せていただいてきて、舞台の楽しみ方を知ることができつつあるようです。ありがたい限りですね。

NEWSIESもきっと素晴らしい舞台になるだろうから、行けるご縁を信じます。

 

ここに目を通してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

 

なんて、のんびりとまとまらない文を書いている合間に!

エリザベートの大千穐楽が終わり、なんと!!

2020年、20周年にて全国各地における公演開催が決まったというお報せが!!!

 

行きたーい、早速もう行きたい♬
どんなキャストになるのでしょう。こちらも、ご縁をいただけることを願って。

父さま、母さま、妹君よ、みんなで語れるようになりたいね。